リスクマネジメント部は、会社が継続的に事業を行っていく過程にあるリスク要因を予測、対策、対応する部署です。たとえば、鳥インフルエンザなど自然要因のリスクは予測が難しいので保険での対策を講じたり、パワハラ・セクハラなどを含む人的要因のリスクにはコンプライアンス研修などの実施。取引先の経営状態は、私が所属する審査管理課がリスク分析を行い、貸倒れ等、取引要因のリスクの対策をしています。職務上、取引先の審査等において販売部署とコミュニケーションを取ることが多く、年間を通じて約600社の取引先の財務・経営状態などを分析しています。
現状、新規取引先については販売部署から契約先・候補先の情報を受け、審査しています。今後は審査管理課が率先して企業分析を行い、優良企業との取引が増えるように販売部署に向けて提案していくことも重要だと考えています。双方で情報を提供・共有し、より広い販売先に向けた事業展開とリスク低減を実現していくことが大きな目標です。
一方で、従業員が知識をつけ、専門性を高めていくために、法令、与信、コンプライアンスといった研修を行うのも当部の役目。私自身の業務にも法令や法律関連の知識が必要ですが、そのような知識を身につけられる場を、当部が中心となってコーディネイトします。また、入社1年目であっても、与信関連の勉強会や研修で講師を務め、従業員のみなさんに説明する機会があります。このような役割を若いうちから与えてもらえることは、個人の将来的な成長につながりますし、人を大切にし、知識・技術面で従業員の付加価値を高めるという方針を打ち出している当社の魅力だと感じます。
当社では生産部署、販売部署、管理部署など様々な業務があります。たとえば私は現在リスク管理業務に就いていますが、この先、生産や販売部門に異動となる可能性もあり、それぞれの部門の仕事を現場で学び取ることができます。この点は、私にとって大きな楽しみです。当社の商品がどのように作られているか、どのように販売されているかを直接知ることができ、仕事の範囲や可能性を広げることができるためです。とくに生販一貫体制の当社は、職種の幅が広く、拠点数も数多くありますので、様々な経験を積むことが可能。また、職種の幅が広く、従業員は多様性がありますので、そのような方々と接することも、自分の成長につながると期待しています。このような機会を有効に成長に結びつけるために、いま以上に好奇心を高めながら、仕事と向き合っていきたいと考えています。